サウナで痩せない理由・ダイエット効果のある入り方とは?
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サウナに行く目的のひとつとして、『汗をたっぷり流して痩せたい』という人は多いはず。
運動するより、手軽に汗を流す事ができるサウナは、なんとなく「熱さに耐えてがんばって入れば痩せれる」というイメージがありますよね。
では、実際のところサウナに入る事で「痩せる」効果は期待できるのでしょうか?
サウナで汗をかくと痩せれる?
サウナでがんばって汗をかいた後に、脱衣所の体重計にのってみると、僅かながらちょっとだけ痩せれているはずです。
でも、その体重はしばらくしたら、またすぐに戻ってしまう…。
サウナで汗を流す事で体重が減るのは、一時的に水分が抜けて体重が減ったように感じているだけです。
だから、普通に食事をしたり、水分をとれば元に戻ってしまうという訳。
サウナだけで、必死に汗をかいて痩せようと思っても、ただただ水分が失われていくだけです。残念ながら、永続的なダイエット効果は期待できません。
サウナに入ると痩せれる理由
では「サウナに入って痩せよう!」という事はまったくの無駄なのか?というと、そんな事もありません。
サウナに入る事で痩せれるとういよりも「サウナに入る事で痩せやすい体質になる事はできる」のです。
そこに大きく関わってくる体の細胞が「褐色脂肪細胞」というものです。
褐色脂肪細胞は、脂肪を燃焼するほか、エネルギーを放出し体温を上げてくれる働きをしてくれます。つまり、この褐色脂肪細胞がきちんと働いていると、脂肪が燃焼されすくなり、痩せやすい体になるのです!
引用元:日刊アメーバニュース
脂肪という名前がつきながら、痩せるために必要な脂肪という部分がユニークですよね。
褐色脂肪細胞を活発に働かせると痩せやすい体質になれるのですが、褐色脂肪細胞を活発にさせる事ができるのがサウナなのです。
褐色脂肪細胞は主に首回り、肩、背中などに多く存在すると言われてて、「肩まわし」などによるストレッチによって活発にさせるる方法が一般的。
そして、より効果的に活性化させるものが「ヒートショックプロテイン」と呼ばれるもの。
これが「サウナに入る事」に関わってきます。
ヒートショックプロテインとは、さまざまな環境ストレスで増加してそのストレスから細胞を防御するたんぱく質のことで、別名「熱ショックタンパク質」「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。このヒートショックプロテインを増やすためには、
・お風呂(40~42℃のお風呂に10~20分浸かるだけ)に浸かる。
・シャワーで肩甲骨付近に温・冷シャワーを交互にかける。
どちらかを行うだけで褐色脂肪細胞の働きを活性させてくれます。活性化させることで体の回復力も高まり、疲れにくい体づくりが出来ます。
※温度変化にご注意ください。※入浴後には適度な水分補給をしてください。
引用元:インタッチ整骨院
太字の部分に注目すると…
熱めのお風呂に入る事や、温冷シャワーを交互にかける事は、サウナに入って身体を高温にさらす事や、その後でキンキンに冷えた水風呂に入る事と同じ行為です。
つまり、サウナに入る事そのものが、ヒートショックプロテインを増やす行動になっているので、結果として褐色脂肪細胞を活性化させている事が分かりますね。
体独自の「ヒーター」ともいうべき、褐色脂肪細胞を効率化する仕組みを知れば、無理に我慢してサウナに入って、必死に汗を流すような事もなくなるはずです。
特に男性の場合、まるで「我慢比べ」のようにサウナを利用しがちですが、「痩せやすい体質」にするためにサウナを利用するなら、長時間がんばるのではなくて、10分程度のサウナ浴でも十分である事が分かりますね。
また、サウナを利用する前にお風呂で温まってからサウナに入るのが効果アップ。無理せずに体のコンディションを見ながらサウナを愉しむことが大事ですね。